リトミカ

北海道の大学生達が、カルチャーの発信地を目指すブログです。

2019-01-01から1年間の記事一覧

ネオテニーのかなしみ/大前粟生『私と鰐と妹の部屋』

大前粟生が気になっている。西部劇などでよく風に流されて転がっているアレ(=いわゆる「タンブルウィード」)が主人公という異様な設定の表題作をはじめ一筋縄ではいかない奇想に満ちた怪作が満載だった昨年刊行の短編集『回転草』に負けずおとらず先日刊…

なぜ人は「ゴジラ」を語りたがるのか【初代『ゴジラ』のジャンル論】

『ゴジラ』(1954)は、一連の「ゴジラ」シリーズの初代に当たる作品。モノクロ、97分。本多猪四郎監督。本稿の目次は以下の通り。 1「ゴジラ」はどう「読まれたか」? 森下達によるゴジラ評の紹介 原爆/戦争を暗示する『ゴジラ』という読み方 2『ゴジラ…

【初投稿】リトミカとはどんなブログ?【自己紹介の置き場】

このブログについて リトミカとは… 北海道をカルチャーの発信地へ カルチャーの新しい「見方」を提供 …を目指している大学生たちによるブログです。多岐多様な分野へ、多岐多様なアプローチをめざしていますのでよろしくお願いします! 初投稿となる今回は、…